どくぴーの備忘録

真面目なことを書こうとするクソメガネのブログ。いつ投げ捨てられるのかは不明

最近、メモをペンと紙で取るようになった

久しぶりにブログ書いてるな。どくぴーです。

写真のことはアメブロに書くようにして、ちょこちょここっちは書いていたんだけどようやくこっちを書く気になった。

ameblo.jp

メモを取るようになった

1年くらい前から、仕事で必要とされる目標設計に関わる思考とか、いわゆる「ドキュメントではない」書き起こしをするようになった。
会社で契約しているドキュメントサービスだとesaやらNotionやらを持っているが、月500円でesaを私的に契約してメモを取ったりするようになった。

会社のことは会社のesaなりに書く、それ以外のことは私的なesaに書く、程度の使い分けをしていたが、始めてみると意外と書くことが多くて、「なにかコーディングする時間」がどんどん「文章を打つ時間」に変わっていった。
当時の選定基準としては「Markdownで雑にメモが取れると良いよね」みたいなイメージだった気がする。

今年の8月くらいまではそれでやっていたんだけど、今思い返すとぼんやりと以下の変化があった。全体的には悪くない変化だったと思う。

  • 思考をまとめるまでのスピードが少し上がった
  • 頭の中に置きっぱなしにして「なんかやろうと思ってたんだけどすっぽ抜けていった」が減った
  • 文章をしっかり書くようになった。直近で仕事の中でも文章を書くシーン(採用とか)が出てきたので反映されてる気がする
  • 上から下にガッと書いていたので何かと何かを結びつけたりするような簡単な図みたいなのをイメージすると思考がフリーズした

要するに「頭の中だけだとRAMが不足しているんだな」みたいなのが如実に実感できるような事象が起きた。
ラバーダッキング法みたいなものがあるように、喋らずともなにかに対して思考を自分の外に出す、というのは合っているらしい。

とはいえ、上から下にガーッと書いているだけなので単純な記述しかできず、それが離れた2つのアイディアを結びつけたりする、みたいな表現ができなくて頭の中が逆にこんがらがってしまう、みたいなケースもまあまあ存在した。単純な記述で賄えるように自分の思考を噛み砕くべきだったのか、miroのようなホワイトボードっぽいサービスを使うべきだったのかと言われると正直ピンとこないが、自分としてはこれ以上「デジタルでメモを表現する」という行為に限界を感じていたような気がする。

おもむろにペンを買った

ジェットストリームプライム シングル 0.5mm

9月に入って、ふとした衝動で「なんかそこそこに良いペンがほしいな」と思って気づいたら会社の近所にある東急ハンズに駆け込んでいた。そのときにYouTubeでレコメンドされたしーさー文房具がきっかけだったと思う。

www.youtube.com

学生の頃、シャープペンシルステッドラーパイロットの1000円位するやつを買ってみたりはしたが、社会人になってからはめっきりペンを握る機会も減ったし、その頃ついていたペンだこももう引っ込んでいるし別に「字を書くのがきれい・うまい」というわけでもない。でもまぁとりあえず買ってみるかということで3000円をぽんと出したのである。

試しに書いてみるとまぁこれが「カリカカリカリ…」という感じで心地よい。ジェットストリームといえば100円程度から買えるシリーズではあるが、最上位機種となるとこんなにも変わるのかと。ずっと書いていても指に来る負担がぜんぜん違うので、学生の頃使っていたペンと比べると握り続けているのがつらくない。これにはちょっとカルチャーショックを受けた。

これは面白いということで、近所のローソンで無印良品のルーズリーフを買ってメモを取るようにしてみた。デジタルから思考のアウトプットが飛び出してきた瞬間である。

紙でメモをとるようになって変わったこと

結論的にはデジタルでメモを取っていたときとあんまり変わらない。ただ、学生当時の講義ノートでそうやっていたように、書いていることを座標的に結びつけたりといった位置関係で表現できることができるようになったことで思考整理の自由度がだいぶ増した感じがある。
PCを開くほどのスペースや余裕、インターネット回線がない場合でも紙とペンだけ取り出してガリガリと書けるというのも性に合っている。「あー、とりあえずメモ取っておくか」って思ったときにサクッと取り出せるのがすごく手軽で良いなと思った。

PCを開きながらメモをとるのにも変化があった。作業中にメモを落とすときにこれまではIDEや作業してたタスクからドキュメントツールに切り替えてメモを取っていたので、画面に映っているものが切り替わることでコンテキストスイッチが起きていたらしい。紙でメモを取るようになってからは見ながらダイレクトに書き起こせるようになったので集中が切れることがなくなった。調べ物などをするときにこれが原因で集中が長続きしないことが最近ちょくちょくあったのがこれである程度解決したのがとにかく嬉しかった。

あと、興味深かったのが、自分は「書いたメモを読み返す」ことをしたいのではなくて、「書くことで思考を整理する」「書くことで記憶に留める」みたいな方向に自分の比重が置かれていることに気づいたこと。上から下にガーッとタイピングするのでは上手くそこができていなかったみたいで、どこに書くか、どう要素を結びつけるかを考えるのが自分にとっては大事なことだったと理解できたのは大きそう。

結局沼にハマった

ここからはオチ。

カメラにハマって沼に落ちていったので、ここまでしっくり来ると色々と買い集めたくなる悪い性分がここでも発動した。いろいろ調べたり、しーさー文房具の他の動画をみてあれもこれもほしい、試してみたいとなった結果自分で買ったり誕生日のプレゼントでもらったりして、あれやこれやと色々揃えてしまった。

ペンケースも誕生日にステッドラーのロールタイプをもらったので使い出したんだけど、多分使い方が間違ってるような気がしなくもない。でも満足はしているからいい…、いいのか?

こうなると紙もこだわりたくなってくるっぽくて、無印良品のルーズリーフを使い切った今は MDノート を使いだした。いい紙を使うと書き心地も良くなった気がするが確定的な変化を感じていないのでこっちはよくあるやつに戻すかもしれない。
ついでに日記も書き出した。こっちは毎日書ける自信がないので、自由度の高そうな キングジム HITOTOKI NOTE にしてみた。今のところ毎日書けているので、このペースだと習慣にできそうな気もする。

以上、特に字を書くのが得意でも好きでもないけど急にペンを買いだした人の話でした。