どくぴーの備忘録

真面目なことを書こうとするクソメガネのブログ。いつ投げ捨てられるのかは不明

社会人になって6年が経ったらしい

まずはじめに

ご期待いただいている方がいらっしゃるかもしれないですが、こちらは 在職エントリ となります。なので干し芋のリストを貼ったりもしません。
こいつは2022年度も元気に生き抜いたんだな、程度の感覚でご覧ください。

社会人になって6年がたった

エイプリルフールに書くのもなんだかなあと思って筆を眠らせていましたが、社会人になって6年が経ちました。明日から7年目として初日の出社です。
良いのかどうかはわかりませんが最初に入った会社でずっとAndroidアプリエンジニアをしています。

転職は考えなかったの

正直考えました。とりあえず転職ドラフトやらを通して10社くらいお話させていただいたこともありました。その節は本当にありがとうございました。
でも理由はともかくとしてなんやかんや現職を選び直して1年位たってマインドセットやらも変わったので、個人的には「まぁ、よかったんやろなあ」くらいの感想です。後戻りはできないしね。

なんかいい転機はあったの

2つあるかなあと思っていて、まずはこれからやることに対して「なぜ」を追いかけることや、自分に期待されていることの納得感みたいなのを意識するようになったことは大きいかなと思っています。

先述の他社の方とお話させていただいたときもそうなんですが、組織が戦略として出すものに対して「なんでこれからこれに注力するんだろう?」とか「ぼくには一体何が期待されているんだろう?」みたいなものをどうやって伝えたり、それを目標として起こすんだろうとすごく不安になっていた時期があって、それを自分が知らない領域( = 社外)の人と話して「そういうことなのかもしれないな」って折り合いをつけられたのはとても良かったなあと思っています。実際2022年はいってから目標設計の組み方も大きく変わったと思っていますし、まどろっこしい道のりを歩んでいるのは承知の上で「よし、とりあえずこれでがんばってみっか」って気持ちになれるのはとてもクリアな思考を保つのには有効だなあと。

もう1つは、どこかで拾ってきた言葉なのですが「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉を意識するようになったことだと思っています。たしか最初に見たのはところてんさんのツイートだったかな…

この前のスレッドツリーで言及されている hotchemiさんのscrapbox があるんですが、引用させていただくと「事実や理由を性急に求めず、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいられる能力」という意味を持ちます。
1つめに上げたような「なぜ」を求めたり、そこから今やることを逆算して頑張るというのはscrapbox中でも言及されている対義語であるポジティブ・ケイパビリティだと思っていて、身近な話をしてしまえば組織が渡せる・渡せない情報がある状況をなんとなく「まぁ〜そういうこともあるんだろう、これから決めるとか、まだ固まりきってないとかそういうステータスってこともあるんだろう。とりあえずは今見えてるものに順応してから考えてみるかぁ」みたいな一歩引いたような姿勢を取れるのがネガティブ・ケイパビリティなのかなあと自己流に解釈しました。違ったら恥ずかしいなこれ。

とはいえ、そういう思考になったよってマネージャと1on1をしたときに話したときに「最近視座の持ち方変わったと思ったらその言葉良いっすね」みたいなことを言われたので多分いまの組織がほしい何かしらにはなったんだろうなあという感想文になりました。ちなみに視座というワードは個人的には響きがむず痒いのであえて言わないようにしています。

本も買ってみたんですがなかなか面白かったです。久々にこういう活字を黙々と集中して読めた気がする。

やることは増えた

Androidエンジニアとしてぼちぼちやっていたんですが、2022年から急に(新卒・中途問わず)採用活動に協力したり、内定者の人たちに何かを教えるような立場についたりしたりすることが増えました。
これまでやってなかったの?というと、ちょこちょこ面接に出てきたり採用イベントの主催をする程度だったんですが、より積極的に施策に携わったり、スカウト文を書くようになった感じです。

採用、人とお話するのは楽しいなあと思う一方で、話を聞きに来ていただいている方のためになる時間になれば良いなあとか考えつつ、いざ選考にお誘いするとなると「人の人生に干渉している」という事実をまじまじと見つめることになるので、積極的に関わるけど慎重にやっていきたいですね。どこかでぼくとお話することがあったら何卒宜しくお願いします。

あとは腕に覚えがあるとは全く言わないんですが、プロダクトの開発施策の提案や仕様策定をしたり、その後の効果測定でクエリを叩いて様子を見るなんてのもちょこちょことやったりしました。
Androidアプリだけゴリゴリ書いていた頃から比べると意外と見えるものも変わってきていて、「こういう作り方すると良いんだろうなあ」とか、「ユーザに届けるのに必要な仕様ってこれで過不足ないんだっけ」みたいなことを考えられるようになったのはいい話だなと思っています。

くだらない話

よく物が壊れた

というか地面に落としちゃう、みたいなシーンが増えました。高価なものだとM1 MacBook AirとPixel 6でやらかしました。前者はヒンジが曲がっただけで済んだんですが後者は即死したので、新宿にあるスマホを完全に壊してくれる店で動画を撮りながら潰れていくPixel 6を眺めました。ちいかわみたいなリアクションをしていたんですが他のお客さんの声が入っていたので特にどこかに上げることはありません。丁寧にものを扱うことを心がけようと思います。

散財グセは悪化した

落としたM1 MacBook Airの代替でM1 Pro MacBook Proを買ったり、DroidKaigiの前日にα9IIを買ってしまったり、引き続き散財グセは止まりませんでした。α9IIは本当に買ってよかった。いいカメラだこれは。
文房具もきっちり沼にハマったのでもう逃げられないんだと思います。

今年も一人旅をした

旅というかレースを見に鈴鹿に行ったり岡崎に行ったり、情報科学若手の会の運営のために軽井沢に行ったり、色んな所に車で行ってました。運転たのちい。
車買わないの?って聞かれるんですが駐車場が全然ないしいまレンタカーやカーシェアで借りてるお金よりずっと高くなるので散財グセを先に止める必要があると思います。欲しい車はある。

おわりに

まぁ7年目に入るからなんだ、という話はなく、これからも適度にがんばって行こうと思います。
今まで関わっていただいた方、本当にありがとうございました。これからも何卒よろしくお願いいたします。 これから関わることになる方、ぜひ優しくしていただけますと幸いです。