どくぴーの備忘録

真面目なことを書こうとするクソメガネのブログ。いつ投げ捨てられるのかは不明

ハッカソンに何を求めて参加すべきなのか

あくまで個人の見解であり,当然のように異論は山ほどあるんだろうけどあくまで主観的な意見なのでその辺りは察してください.

ハッカソン(英語: hackathon、別名:hack day,hackfest,codefest)とはソフトウェア開発分野のプログラマやグラフィックデザイナー、ユーザインタフェース設計者、プロジェクトマネージャらが集中的に共同作業をするソフトウェア関連プロジェクトのイベントである[1]。時にはハードウェアコンポーネントが扱われることもある。ハッカソンは一般的に最低限1日から一週間の期間で開催される。いくつかのハッカソンは単に教育や社会的な目的を意図に開催されるが、多くの場合使用に耐えるソフトウェアの開発や既存のソフトウェアを改善することを目標としている。また、使用プログラミング言語オペレーティングシステム、アプリケーション、API、主題や参加プログラマーの人数を定める傾向にある。

ウィキペディアより引用.

雑に言ってしまうと「超短期間開発競争」なハッカソンだが,最近はテレビ局までハッカソンって言い出したり,猫も杓子もハッカソンみたいなことになっている

www.asahi.co.jp

www.mbs.jp

こんな感じに技術が注目されるのはすごい嬉しい(僕もABCハッカソンに参戦したりした)けど,猫も杓子もハッカソン状態になってしまったことで参加者側も主催側も大変な状況になってきてしまったなぁ…って思ってしまうように.

目的,狙いの相違

ハッカソンで「賞金,賞品目当て」な人と「色んな物をハックして楽しみたい」な人が別れてしまったな,って感じがある.というか,この2つを同時に持ってた人も多かったんだけど,ハッカソンって言葉が浸透してきて,「俺のアイデアで一山あててやる!」みたいな一部の激アツの超意識高い(失礼)な人とかの流入が起きたりとかして,リワードに冷めてしまった人が増えてきてるのかな,という個人の感覚がある,どっちが良いとか悪いとかそんなのじゃないんだけど,参加者の中で温度差が広がってきているよね,っていうこと.

ハッカソンで「未来」「世界」は変えられる?

「未来を変える」だ「世界を変える」だの,大仰な言葉とともに「開発奨励金」という名目の大金を賞金に掲げるハッカソンが増えている.一部のハッカソンを見ると開発したプロダクトに対して製品化・事業化まで持っていけるような サポートをしてくれるものもあるのだけど,そこの過程に関しては「それに携わっている人」から聞くくらいしかまともに知る方法が存在しないし,そうでもしないとハッカソンで作ったあれってどうなってるの?事業化を目的とか言ってたけどほんとにそんな気あるの?ってなる.イベントによる発火性っていうのも大切だけど,「未来を変える」だのといった大仰な言葉を並べるなら,参加している人たちがそこまで出来るようなサポートをして,その頑張りを世間に伝えてあとにつながるようにしてあげないと駄目だし,そんなバイタリティがなければそんな言葉を掲げるべきでないと思う.

「つくれない」のにハッカソンで勝つ

ハッカソンっていうのはだいたいその前にアイディアソンとかがくっついていて,アイディアソンで人気のある,光ってるアイデアに集まってチームを作ったりしてハッカソンに望むのだけれど,ハッカソンで「つくれない」アイデアを出して「つくろうとして頑張ったんだけど結局できなかった」で終わるならいいんだけど,それをつくらずに勝ってしまうっていう例を何度か見聞きしたことがある.しかもその理由は「◯◯で☓☓するというアイデアが良かったので」等の,「いや,それアイデアソンで終わっていいやつやん」っていうものがある.「実際にものを作る」ハッカソンだからこそ,それが実現できたのかどうかってのを見て欲しいし,サポーター企業さんの賞とかは「うちのAPIを使ってるし.アイディアも良かったけどできなかったのは残念,今後に期待」みたいな理由があってもいいと思うんだけど,少なくとも最優秀賞みたいな上の賞は実現できた上でのアイデアの良さで勝負されるべきだと思う.僕自身最後まで間に合わなかったハッカソンが何度もあって,いつぞやのハッカソンで審査員の方から聞いた「ハッカソンはDemo or Die,良いアイデアでも実装できないんだったらそこで終わり」っていう言葉がすごい重く響いたので,ハッカソンでは実現はできなくとも「何とかしてデモできるものをつくりあげよう」っていう努力はするようにしている.

何が言いたいのかというと

ハッカソンにいろんなタイプの人が関わるようになって,住み分けが大変だなぁって思うようになってきた.一部では「エンジニア・デザイナの方のみ」と参加者の役職を制限して開催するイベントもあるけど,根本的な解決ではないような気がするし,もっときれいな住み分けができないかなぁって感じた.僕自身ハッカソンによく参加するので,真剣に考えないとなぁって思った.書いてたら何か考えつくかなあって思ってたけど何も考えつかなかったので申し訳なさ満載な感じで終わります.

ちなみに

明日はこのハッカソンに参加します.

mashupawards.doorkeeper.jp

よろしくお願いいたします.